薬剤師転職②転職活動で企業に確認しておきたい事項について

薬剤師の転職

こんにちは ねこの静六です。

今回は薬剤師転職に関連する内容の2回目です。主に調剤薬局向けですが、転職活動する際に相手企業に確認したい事について書きたいと思います。

前回の転職のブログで書いたのですが私には2回の転職経験があり、また調剤薬局で勤務し管理薬剤師・店長なってからは面接を行ったり、転職エージェントの方と求人情報のやり取りもするようになりました。そんな経験から書いていこうと思います。

私が面接を行った際に求職者の方から聞かれた質問は?

私が薬剤師や事務スタッフ等の面接を行った際に求職者の方から受けた質問は

  • 業務の内容(外来調剤や在宅の割合、その他の雑務の内容など)
  • スタッフの年齢層
  • 1日の処方箋枚数
  • 忙しさ
  • 給料について(定期昇給の有無や手当など)
  • 福利厚生(調剤過誤時の保険に自分で入るのか会社で入ってくれるのか?資格や勉強会に対する補助の有無等)
  • 残業時間
  • 定年年齢

といった内容が多かったです。私自身転職した経験から本当にこのような質問だけで良いのかな?と思ってしまう事もあります。

以降で居心地のよい転職先を見つける為に行いたい事について書きます。

居心地のよい転職先を見つける為に転職動機を全て書き出そう!

自分に居心地のよい調剤薬局、ドラッグストア、病院などを見つける為最低限クリアしたい課題は

転職の動機となった問題を全て解消できる職場環境であるか?

とういう事になります。

これは人それぞれ異なるので例が出しにくいですが、細かい事まで全て箇条書きにして書き出した方が良いと思います。

転職動機の箇条書き(例)
  • 総合病院前で色々な診療科の処方箋に関わりたい
  • 在宅に携わりたい
  • 家から近い勤務先が良い
  • 泊りの勤務が無い病院が良い
  • 救急が学べる病院がよい
  • 管理薬剤師の勉強がしたい
  • 一人薬剤師は嫌だ
  • 残業はあまりしたくない
  • 忙しい薬局はが嫌だ
  • 忙しい薬局が良い
  • 有給をきちんと消化したい
  • 薬歴がきちんと処理できる環境
  • 給料が〇〇〇万円は欲しい
  • 漢方薬が勉強できる
  • OTCを沢山扱いたい
  • 介護用品を扱いたい

など人それぞれ色々とあると思います。まずは転職の動機を細かく書きだしましょう!

次は私が転職する際に是非みなさんに確認してもらいたい内容を書きます

転職先企業に確認しておきたい事
  • どのようなIT化に取り組んでいるか?

    これからは薬局もITでの業務の効率化無しでは経営は厳しいです。積極的に取り組んでいない企業は選択し辛いです。

    • 薬歴が音声やmusubi等のタッチパネル対応(手打ちと速さが違います)
    • 調剤監査支援システムがあるか「PIKING GO」、auditBCR等
    • 自動発注システム(システムで上がった発注内容をそのまま卸しに送信できます)
    • 電子お薬手帳

    程度は導入していて欲しいですね。

    他にも

    • 全自動一包化
    • 一包化の自動監査システム(プロフィット)
    • 全自動ピッキング・散薬調剤システム

    なども導入する薬局も出てきています。

  • 「調剤のあり方について」に対しての方針

    昨年厚生労働省から「調剤のあり方について」の文書通知があり、きちんと必要な研修を行えば薬剤師以外でも薬を取りそろえる行為などは出来る様になりました。

    それに対してどう対応するのか?薬剤師には薬剤師の資格が無いと出来ない仕事だけにシフトチェンジする準備が進んでいるか?

  • 多職種連携への取り組みはあるのか?

    地域包括支援センターや医師、ケアマネ、看護師、介護士などとの連携への取り組みをどの程度行っているか?これも今後は必須の取り組みです。全く進める予定が無ければ経営的に厳しくなると思います(最大手のチェーンは別として)

  • 薬歴や在宅の報告書を書く時間をきちんと保護しているか?

    薬歴や報告書はつい残業になりがちですが、この部分の時間をきちんと保護していないと不公平が生じやすいです。投薬や在宅件数に見合った時間をきちんと確保する環境があるかは確認したいです。

  • 管理薬剤師が忙しすぎないか?

    これも大事だと思います。管理薬剤師が忙しすぎる店はあまり良いと思えません。業務がうまく分担出来ていないか人が少なすぎるといった要因があるためです。

    「君が入ってくれて環境を変えてくれたらいい」とか言われたら最悪ですね

  • きちんと有給がとりやすい環境であるか?

    有給は雇われている方の権利です。この権利が気兼ねなく使えない企業体質は古すぎますし、有給の権利を放棄させないと経営出来ない様な企業に就職するべきではありません。自己研鑽すらする時間を得られませんよ!

  • 収益の柱は一本ではないか?

    調剤薬局を例にすると、門前の処方一本だけでは厳しいです。

    • 外来調剤
    • 在宅
    • OTC
    • お薬のインターネット販売
    • 零売をしている

    等複数の収益方法がある事が望ましいです。

    例えば日本調剤だったら、処方箋調剤以外にも薬剤師の派遣業やジェネリック医薬品の製造販売なども行っています。

  • 持っている資格を金銭的に評価してくれるか?

    地域支援体制加算を算定できる資格を持っている。その他調剤報酬に関わる資格や条件を所有している場合はそれをきちんと評価してもらいましょう。

    自分の資格があるから加算取れているのに!と不満がいつか出てしまいます。後から認めてもらうより先に認めさせる方が楽です。

  • 職員の年齢層は高すぎないか?

    若いスタッフが入って来ない職場環境は良くないです。人気が無い職場と言えます。

ここまでで、「自身の転職の動機」と「転職先企業に確認しておきたい事」を書いてみました。

この「自身の転職の動機」と「転職先企業に確認しておきたい事」を全て確認はしんどいですよね?でも最初から何かを我慢したまま話を進めても折角の転職の機会がもったいないと思います。

是非全ての条件を満たす職場を探すことを目標に転職活動を行うと良いと思います。

そこでとても役立つのが転職サイトです。転職サイトではコンサルタントの方に条件を相談し、その条件に出来るだけ合うような職場を探してもらう事が出来ます。

また、実際に企業に面接を行うまではあなたの氏名が転職先に伝わる事がありません

ですので是非自分の求める条件、確認すべき事項を全てまとめて相談してみましょう。また、転職サイトの求人情報を一ケ月以上の期間をかけてゆっくりと眺め、相場観を養いましょう!その求人情報の中に新たなあなたの求める条件のキーワードが入っている事も多々あります。わたしも時間をかけて求人情報を確認していると「ああ、こんな条件もあるんだ!」と思う事もありました。

以下は薬剤師の転職サイトリンクです。

マイナビ薬剤師はとても人気ある転職支援サービスです。私自身転職時に利用しました。自分では言い出しにくい給料の交渉から、勤務体系の交渉もとても丁寧に行っていただけます。サービス利用に伴う利用料などは一切必要ありませんし、登録して日々良い条件をチェックすると良いと思います。

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皆様にとって転職活動の少しでもヒントになれれば幸いです。

今日もありがとうございました。

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