おすすめ高級線香、その高貴な香りに思わず心が豊かになってしまいます。

お線香香とアロマ

こんにちは ねこの静六です。

今日は「お線香」について書きたいと思います。お線香と言えば「お墓参り」、「仏壇に供えるもの」といったイメージがあるかと思いますが風水学的には玄関で良い香りのお線香を焚くと運気が良くなるそうです。

私は子供の時もお線香の香りは好きだったのですが、なんか寂しい気分になるもの?といったイメージを持っていたように思います。薬学部の大学時代に植物等の天然物の研究をしていて、天然物の発する香りの魅力にどんどん引き込まれていき、今では天然のアロマオイル・お線香・香原料を調べたり、購入してみたりとどっぷりとはまっています。そんな私がお線香の魅力とお気に入りのお店をご紹介したいと思います。

お線香の原料は?

お線香の原料は大きく

  • 香原料
  • タブ(椨)粉という香原料をくっつける繋ぎの役目をするタブの木の樹皮を粉末にしたもの

の2つに分かれます。

香原料には、伽羅、沈香、白檀(サンダルウッド)、丁子(クローブ)、薄荷(ミントの仲間)、大茴香(八角:タミフルの原料)、桂皮(シナモン)、龍脳(墨汁に入っている懐かしい清々し香)、 藿香(パチュリ)などありまだまだ他にも色々とあります。

このような原料をお香屋さんが調合してオリジナルの香りを作り販売しています。この調合が薬剤師っぽくてお香がますます好きになりました。お香屋さんの近くはいつもいい香りがしています。

お香には10個の徳がある

香を嗅ぐことによる効能を説いた、「香十徳」という漢詩があります。私が香原料を購入したときに入ってた栞に書かれていて初めて知りました。

  1.  感格鬼神(かんはきじんにいたる)感覚を研ぎ澄まし
  2.  清淨心身(こころをきよらかにする)心をきよらかにし
  3.  能除汚穢(よくけがれをのぞく)よく穢れを取り除き
  4.  能覺睡眠(よくねむりをさます)眠気から覚まして
  5.  静中成友(せいちゅうにともとなる)孤独感を助けてくれる
  6.  塵裏偸閑(ぢんりにひまをぬすむ)忙しくてもくつろげる
  7.  多而不厭(おおくしていとわず)多くても邪魔にならず
  8.  寡而為足(すくなくしてたれりとなす)少なくても足りる
  9.  久蔵不朽(ひさしくたくわえてくちず)長期保存できる
  10.  常用無障(つねにもちいてさわりなし)常に使ってもよい

と10個の利点が書かれています。その他にもお香は嗅覚に集中させてくれるので、普段酷使する視覚・聴覚などの他の5感を休ませることができ、マインドフルネス効果があります。

どんなお線香が良いのか?

どんなお線香が良いのか?やはり直感で「自分がいい香りだと思ったお線香」です。私は自分が良いと思ったお線香に出会うと、「いい香りだな」と嗅覚以外の感覚を一瞬忘れてしまう位になります。お香屋さんでは気になったお線香を嗅(聞か)がせてくれる所も多いので、相談して選ぶと良いと思います。

お線香を立てるのは香立・香炉どちらを選ぶか?

①香立

香立はお線香を差して点火するだけですので簡単です。また値段も安価なものからあります。デメリットとしては差さっている部分が燃焼しきらないため、5mmほどお線香が残ってしまいます。この問題を解決したお線香を横に置くタイプの香置きもあります。

②香炉

香炉タイプは香炉にわら灰という灰を入れて使います。わら灰は空気を多く含むので、お線香が差さっている部分まで最後まで燃えきります。デメリットは時々わら灰を交換する必要があることと、値段が香立よりは高くなります。

香立・香炉も可愛らしい物からカッコいい物までたくさんあり、お店に行ったら迷います。楽しく選びたいですね。

私のお気に入りのお線香

みのり苑のお線香

比叡山と琵琶湖の間の自然が綺麗な場所でお香を作り販売されています。最初はインターネットでお線香を購入したのですが、あまりにも良い香りだったので、どんな店かどうしても行きたくなって観光がてら行ってきました。周辺は景色良く気持ちいいです。みのり苑の中でも私が気に入っているものをご紹介します。

風韻伽羅という商品です。火をつけて煙が出始めた瞬間からすぐ好きな香りで、私が一番気に入っているお線香です。一般に売っているお彼岸のお線香などとは比べようがありません。天然の原料で作られているのがわかるやさしい香りですが、その香りは少し甘く、でも清々しく焚き終わった後も1日ほんのりとその香りが家に残っています。毎日1本焚いていた時は衣服に少し香りが移り、その香りをまとって仕事をしていると60代の女性の患者さんに薬局で薬の説明をした際に「凄くいい香りのお香の匂いがするけどどんなお香つかっているの?」と聞かれ、教えてあげたことがあります。伽羅という名前ですが、香道で使用する香木の伽羅の香りよりも少し軽めでその他天然のスパイスのような香りがして深呼吸したくなります。

風韻伽羅「龍玄」という商品です。こちらはみのり苑で最高級線香の一つになります。もうひとつ「調香五番」という商品もあるのですが、私は風韻伽羅「龍玄」のほうが圧倒的に好きです。「龍玄」はさきほどの風韻伽羅よりもしっとりと力強く、ですがよりやさしく香ります。どうやって作ってるのか?私は練香(茶道で使うお香)を作るので色々と似た匂いにならないか試していますが、全く近づけません。値段は高いので通常は風韻伽羅で楽しみます。

風韻沈香という商品です。甘めの沈香に感じます。複雑な香りはあまり無いですが、その分素材がいいんだなって感じさせてくれるまっすぐな良いお線香です。値段も伽羅よりは安価なので試してみても良いと思います。私は甘めの沈香の香りが好きなので気に入っています。

山田松香木店のお線香

山田松香木店は京都御所の近くにあります。お店から100mほどまで近づくと、清々しいお香の香りがしてきます。私からしたらお店の周辺に住んでいる方はお得だなって思ってしまいます。京都らしく優雅なお店でオーダーメイドで調香してもらう事も可能です。香原料も豊富で、練香の香原料は山田松香木店で購入しています。ではお気に入りを紹介します。

彩雲という商品です。こちらは沈香ベースで他の天然原料を加えて落ち着いた香りになっています。こちらは風韻沈香よりは甘さが少なく、少し辛味に振った香りに私は感じます。香りの厚みは風韻沈香よりもあるように感じます。彩雲は現在自宅でレギュラーで使っていて、また月例の猫ちゃんのお墓参りの時にも使っています。

他にも干支の匂い袋や香りのするインテリア、香木、お線香など古来の文化に新しいものを融合させた楽しい商品ががいっぱいあるので是非お店に行ってみてください。

松栄堂のお線香

松栄堂は京都丸太町の近くにあります。本店の隣の薫習館では香原料の説明や香りの体験、お線香の作り方を学べるミュージアムになっています。本店は京都の落ち着きと優雅さが混ざった雰囲気があります。この店のお線香はカジュアルなものから本格的なものまで幅広く取り扱っています。ではお気に入りを紹介します。

芳輪元禄という商品です。芳輪シリーズには二条・白川・堀川元禄室町・天平の6種類あり、どれもが香りの持続性は良いです。二条・白川・堀川まではいかにもお香という感じの甘さ強めの白檀ベースのお線香で和食のお店で白川・堀川あたりを使われているお店をいくつか見つけたことがあります。元禄は白檀ベースですがすっきり感があり甘すぎず、白檀ベースのお線香では元禄が一番気に入っています。

芳輪天平という商品です。芳輪シリーズの沈香ベースのお線香には室町・天平があります。室町はかなりスパイシーで、例えるならお寺の本堂の一番お線香を焚く場所の香りにニッキ飴のような少し鼻につく甘酸っぱい香りが少し混ざったような感じがします。私にはきつく感じてしまうので天平の方が気に入っています。天平は沈香ベースのお線香では私が知る中では一番すっきりした辛味がある香りです。値段が高いので初めて焚いた時は正直物足りない感がありました。しかし、焚き終わった後に残る残り香の加減がとても心地よく、長く持続します。沈香の線香の中では珍しいタイプの香りに感じます。

シャン ドゥ アガーウッドという商品です。こちらは沈水香木の香りを再現するために、松栄堂さんが独自の調合で作られた商品だそうです。ライトな横文字の名前と沈水香木を再現という点が純日本人の私にはあまり惹かれず、注目していませんでした。しかし松栄堂本店で何か新しいお線香を買おうと思い店員さんと相談していた時に、「一度試されては?」とおっしゃっていただき、お店で香りを試させていただきました。他の高級沈香線香も一緒に試させていただいたのですが、想像以上に沈水香木の香りだったので気に入ってしまい。2箱すぐに買ってしまいました。祇園祭りの時期だったので長刀鉾のちまきもいただきました。限りある天然資源に近いものを何とかして作り出そうとする試みも気に入っています。このお線香もレギュラーで使用しています。

防虫香 極品

こちらはお線香では無いですが、とても香りのよい防虫剤なので紹介したくて書きました。龍脳・丁子・桂皮などの香料を基本原料に作られています。衣服のタンスに忍ばせておけば、心地よい香りが移ります。私はトイレや玄関にも置いて使っています。

日本香堂のお線香

日本香堂のHP⇒https://www.nipponkodo.co.jp/

日本香堂のお線香はお線香にあまり興味が無い方でも一馴染みのあるメーカーだだと思います。本社には行った事ないので、HPのリンクを貼っておきます。こちらのメーカーでは汎用品で有名な「毎日香」がありますが、ものすごく高級なお線香も作っておられます。いろいろと日本香堂のお線香も購入したことありますが、値段と香りのバランスのよい商品を一つだけ紹介します。

伽羅大観というお線香です。香りは深みと甘みがあり、さわやかというよりは少し敷居の高い雅な感じです。香道の純粋な香木伽羅と比べると、少し白檀に近い香りも混ざっているように私には感じられますが、伽羅の香りもしっかりしています。私は朝家の掃除をしてから玄関で短寸一本を焚くことが多いです。

とても長くなりましたが、お香大好きですのでつい書いてしまいました。今回ご紹介しているお線香はスーパー等で売られているお線香よりは高いですが、香りが値段負けしていないと私が思うものだけを紹介しました。これからも良いお線香があれば紹介したいと思います。香りを生活に取り入れる事で豊かな気持ちになれます。是非試してみてください!今後アロマについても書きたいと思います。

今日もありがとうございました。

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