予測不能な中国株式市場。リスク回避に「アジア製造業ファンド」の選択肢

中国趣味の個別銘柄投資

こんにちは ねこの静六です

今回は 最近の投資信託トレンドとアクティブ運用で実績のある投資信託を一つ紹介したいと思います。

最近の投資信託トレンドはインデックス運用➡AI×アクティブ運用?

最近の投資信託トレンドとしてインデックス銘柄の積立投資一色の流れから、AIを駆使したインデックス+アクティブといった新しい投資信託が増えてきています。アクティブ運用が再度注目されているのは

  • 投資信託の販売元にとってインデックス運用では手数料収入が少なすぎる
  • だれしもインデックス運用を超えるパフォーマンスを得たいという気持ちは多少なりとも持っている

といった理由で投資信託の販売側、購入側どちらにとっても需要がある点だと思います。

ただし、AI×アクティブの投資信託はまだまだ実績の浅い投資信託が多く、当面は資産の一部だけを投資するなどして今後の成績に十分注意していく必要があると考えます。

ちなみにアクティブ運用の投資信託は10年以内に4割以上が償還(運用を終了し、信託財産の清算を行う事)また、グローバル株式におけるアクティブ運用VSインデックス運用では、最終的なアクティブ運用の勝率が1割以下というアクティブ運用にとって不利なデータが以下のモーニングスターの記事で紹介されていました。

私が投資しているアジア株の投資信託

ここまでアクティブ運用に対してネガティブな情報を多く取り上げました。

私自身、アクティブ運用は勝率の割に手数料が高いという印象を持っていたのであまり注目していませんでした。しかし、まだまだ経済が未発展かつ不安定要素のあるアジア株には割安感と成長期待感がとてもあって、投資情報を得られにくい分、投資信託で地域や業種を分散して投資するのも良いと思うようになりました。ちなみに私は以下の様な投資信託を以前から購入し、ブログ記事を書かせていただいています。

そんな中で今回新たに記事に書きたいと思った投資信託は以下のファンドです。

ベアリングス・ジャパンの投資信託 アジア製造業ファンド(年1回決済)

中国政府はインターネット企業よりも製造業を今後優遇?

2021年8月5日のウォールストリートジャーナル(WSJ)に中国に関する面白い記事が載っていました。

最近の中国経済における関心事項と言えば、中国の配車サービスのディディやテンセント、アリババなどのハイテク企業に対する中国共産党の規制強化による締め付けだと思います。ハイテク企業を締付ける動機は沢山ありますが、経済的に大きな影響力を持つ富豪の力を抑えたいとの意向もあると言われています。

昨年ジャックマー氏が公の場で「中国の金融は管理する力は強いが、正しく監督する力は明らかに足りない」といった中国金融当局への目立つ批判発言以降、中国政府による中国企業の海外IPOルールの厳格化を始め、「これでもか」と言う位ハイテク企業は叩かれ続けています。

最近では中国国営紙が、テンセント等が提供するオンラインゲームは「精神のアヘン」という批判をした事が話題になってます。これは、きびしい競争に疲れた中国の若者がすべてをあきらめ「寝そべり族」とよばれSNSやオンラインゲームに没頭してしまっている現状もあっての批判だと思います。

そんな中で先ほどのWSJの記事には中国政府は中国製造業の優位性を維持する為に補助金を継続するといった内容が書かれていました。

下の図は中国、日本、ドイツ、アメリカの GDPにおける製造業付加価値割合を示したものです。

画像出典:世界銀行 GDPにおける製造業付加価値割合

アメリカはGAFAMを始めとする非製造業がメインなのでGDPに占める製造業の付加価値割合は10%台とかなり低くなっています。中国もハイテク化による経済規模の拡大が進み、GDPに占める製造業付加価値割合は減少傾向です。しかし、それでもまだ26.176%と4ヶ国の中では一番高い水準です。今後もこの水準を守るためには製造業に力を注ぎ続ける必要がありそうですね。

アジア製造業ファンド(年1回決済) の特徴

今回紹介するアジア製造業ファンド の運用目的は以下の様な内容になっています。

主として、アジア製造業マザーファンド受益証券への投資を通じて、アジア諸国・地域(日本を除く)の上場株式の中で製造業に関連した成長の期待できる銘柄を中心に投資することにより信託財産の成長を図ることを目標として、積極的な運用を行うことを基本とします。

文章引用先:ベアリング アジア製造業ファンド目論見書
アジア製造業ファンド の主な投資対象国と組入上位10銘柄>2021年6月30日現在

主な投資対象国

  • 中国・インド・韓国・香港・タイ・台湾
  • ベトナム・フィリピン・マレーシア
  • シンガポール・インドネシア

組入上位10銘柄

1.サムスン電⼦ 9.1%            (テクノロジー・ハードウェアおよび機器)
2 台湾セミコンダクター 9.0%        (半導体・半導体製造装置)
3 テンセント・ホールディングス 6.4%    (メディア・娯楽)
4 ベアリングス・チャイナA株ファンド 3.8%
5 貴州茅台酒 3.3%             (⾷品・飲料・タバコ)
6 リー・ニン 3.3%             (耐久消費財・アパレル)
7 コウソ・ホンリー・ハイドロリック 3.1%  (資本財)
8 SKハイニックス 2.6%           (半導体・半導体製造装置)
9 メディアテック 2.5% (半導体・半導体製造装置)
10 リライアンス・インダストリーズ 2.5% (エネルギー)

インターネット企業のテンセントがファンド内に6.4%含まれていますが、目論見表を確認するとその割合は少しずつ減っている傾向で、今後の中国政府の締付によりテンセントの割合はさらに減るかもしれませんね。

アジア製造業ファンド 信託報酬・トータルリターンは?

設定日 1996.03.28
償還日 無期限
運用管理費用(信託報酬)(税込)1.76%
トータルリターン
1カ月 -4.09%  3カ月 -3.61%6カ月 1.65%

1年 35.76%3年(年率)14.38% 5年(年率)15.00%10年(年率)10.46%
設定来 1173.15%
2021年7月31日時点での情報

アクティブファンドなので手数料は結構高めかもしれません。ただ、アジア経済の正確な情報はアメリカ経済などの先進国と比べると入手が困難であり、同類のアクティブファンドと比較すると手数料水準は平均位だと思います。驚くべきはファンドの設定日が1996年と25年間も運用実績のあるファンドで、設定来のトータルリターンは11.73倍、年率で言えば9.64%程度のリターンが出ている事になります。

中国共産党からの中国籍インターネット企業への強いプレッシャーがかかる中、多くの投資家は中国株投資に不安を持っていると思います。そんな時はアメリカや世界全体等の投資先に乗り換える事も良いと思いますし、あえて割安になっている中国を含むアジア全体に分散して投資してみるのも面白いと思います。

少しデータが貯まればアジア製造業ファンドの投資成績も紹介したいと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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