在宅薬剤師の知識。薬剤師が知っておきたい薬学以外の知識が学べる書籍

在宅/居宅/地域連携

こんにちは ねこの静六です。

今日は在宅医療に関わる薬剤師が知っておきたい薬学以外の知識という内容で書きたいと思います。薬剤師の在宅医療への参加が一般的になってきて、多職種の方とも随分と馴染めるようになってきたと思います。在宅医療に参加していると実感されると思いますが、多職種とうまく連携して利用者さんに最適なサービスを提供するためには、今まで薬局の投薬で培ったものとは異なる知識が必要になってきます。その知識とは何でしょうか?

それは、「看護・介護・リハビリといった幅広い知識」だと思います。

ただし専門職の方ほど当然知っておく必要も無く、

英会話で言えば片言の英単語や身振り手振りを使った程度のコミュニケーションでも十分だと思います。

そんな知識を一気に学べる良い書籍を紹介したいと思います。在宅医療に精通した薬剤師向けでは無く、主に病棟での臨床経験が少ない薬剤師向けです。

「ナ-スのための臨床の疑問Q&A 160 」は薬剤師が在宅医療に参加する上で知っておきたい知識の宝庫!

「ナ-スのための臨床の疑問Q&A 160 」というエキスパートナースから出ている2004年の書籍です。

ものすごく古くて普通なら読む気もしませんよね?新品はほとんど無くてAmazon、楽天、ヤフーショッピングで中古なら300円前後で売っています。メルカリの方が高い位でした。

看護師さん向けの書籍ではあるのですが、でもこの書籍かなり良いです。この本を読めばバッチリでは無く、この本を読む事で見識が広がり薬学以外にこれから学んでいかないといけない事が何なのかわかってきます。

「ナ-スのための臨床の疑問Q&A 160 」で学べる事項
  • 輸液ケア
  • 呼吸ケア
  • 褥瘡ケア
  • 排泄ケア
  • 病態一般
  • 感染管理
  • 口腔ケア
  • 整形外科

例えば輸液ケアであれば

  • 輸液ルートの交換
  • 輸液ラインのシステムについて
  • IVHのインラインフィルタの意味
  • ヘパリンロック、生食ロック

といった高カロリー輸液やそのルートを薬局から提供する際には知っておきたい内容が書かれています。薬の知識だけでは自信を持って対応できない事が在宅では沢山あります。

また、利用者さんの自宅に訪問した際の気づきも多職種の知識があるのと無いのでは随分異なります。

在宅に自信をもって参加し、多職種の方と積極的に関われるような共通言語的な意味合いの知識を積極的に吸収したいですね。

今日もありがとうございました。

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