こんにちは ねこの静六です。
今年の秋から貸農園を借りて野菜を栽培していましたが、収穫期のダイコンが2本ほど軟腐病になりました。私にとっては初めての経験です。
今回はダイコンを栽培する過程で使用した農薬とその使用のタイミングを振り返り、軟腐病に対して勉強した知識とを合わせて対策方法をまとめてみました。
軟腐病の症状とは?
軟腐病はダイコン、トマト、ハクサイ、キャベツなど色々な作物で発生する病気で細菌感染症です。発症すると作物が腐って軟らかくなります。ひどくなると悪臭も発生するそうです。
私はたまたま収穫したダイコンが簡単に折れてしまって、見てみるとダイコンの断面がジュクジュクしていて軟腐病だとわかりました。下の画像が軟腐病ダイコンです。上の灰色になっている部分が水っぽくなっています。まだ悪臭はありませんでした。

軟腐病の原因
原因は土壌に潜む細菌感染です。
以上のような原因が推察されました。
軟腐病予防対策
今回のダイコン栽培における農薬使用履歴と反省点
- 9月11日播種時にアルバリン粒剤を使用反省点
ダイアジノン粒剤5はダイコンに対しては播種時と生育期(収穫21日前まで)に各1回ずつ使用可能である為、アルバリン粒剤と一緒に播種時に1回目を使用すればよかった。
- 9月22日ネキリムシが発生したためダイアジノン粒剤5を使用反省点
播種時にダイアジノン粒剤5を使用すればこの時期にはネキリムシは発生していないはず。
播種後25日~30日の間でZボルドー(銅殺菌剤)を使用するべき。1回目の散布後7日後にもう一度散布すると効果が安定する。
- 10月5日収穫30日前ヨトウムシ、アオムシ、ハムシが増えてきたためベニカベジフル乳剤使用反省点
この収穫30日前のタイミングではベニカベジフル乳剤では無く、2回目のアルバリン粒剤又は収穫30日前から21日前にダイアジノン粒剤5を使用していればもう少し長く防虫が出来ていたかも。
- 11月6日ダイコン収穫 軟腐病発生が2本あった。反省点
反省点の農薬施用方法を実行する事で害虫による食害を防ぎ、軟腐病の発生を抑えたい。
緑文字部分は
だいこん軟腐病の防除法
(だいこんの軟腐病防除対策)
北海道立十勝農業試験場 作物研究部 てん菜畑作園芸科を参照しました。
以上主にダイコンの軟腐病対策に沿ってまとめてみました。Zボルドーは有機栽培で使用できる事、また野菜類で登録があるので沢山の作物に使用でき非常に便利です。作物によっては炭酸カルシウムを加用する必要がありますので、使用方法は確認してください。
肥料の書籍に載っていた苦土石灰の1000倍上澄み液の散布は耐病性が増しカルシウム補給にも使えそうなので予防的にも試してみようと思います。
健康で美味しい野菜作りを目標に今後も勉強した事を発信したいと思います。
今日もありがとうございました。
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