初めての資産運用②投資信託を理解しよう。100円からでも投資できる人気投資信託を紹介。

投資の基礎

こんにちは ねこの静六です

今日は投資信託とは何か?について書きたいと思います。

投資信託のかつてのイメージ

投資信託と言う名前を聞いてどんな印象があるでしょうか?以下に投資信託の説明を引用した文書を載せています。

「投資信託」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
「集めた資金をどのような対象に投資するか」は、投資信託ごとの運用方針に基づき専門家が行います。

一般社団法人投資信託協会より引用

ひと昔前までは必ずしも良い印象ばかりの商品では無かったと思います。例えば

投資信託に対するかつてのネガティブなイメージ
  • 証券会社や銀行が儲かる商品
  • 怪しい商品
  • 利益が出ない商品

といったネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃいましたし、実際ほとんど利益の出ない様な商品も存在していました。

しかし2017年3月に金融庁が「顧客本位の業務運営に関する原則」 を策定・公表し、金融業者の業務の見える化と顧客評価の実態の把握を進めて以降、各証券会社の投資信託は手数料が下がり、かなりわかりやすい商品になりました。これは国が行った政策の中でも国民にとても利益のある良い政策の一つだと私は思っています。

貯蓄から資産運用の時代へ

国をあげてこのような取り組みを行う理由としては

  • 人生100年時代:退職してからの人生がとても長くなった
  • 日本人口の減少による年金システムの不安
  • 老後2000万円問題
  • 貯蓄による金利では人生百年時代をゆとりを持って過ごす資産を形成できない

といった事が挙げられると思います。

貯蓄による金利が付かなくなった理由は1991年のバブル崩壊以降経済をうまく立て直せなかった日本は1999年に日銀がゼロ金利政策を導入。それ以降未だにゼロ金利政策がやめられない状況が続いている為です。

また、現在日銀は日本株を大量に購入し続けていて年内にも日本企業にとって「最大の株主」になる可能性があります。日銀は国債や社債などの金融資産も買い入れています。

日銀は金利は上げずに、日本株や社債、国債は買い続けている➡資産運用しないと預金と資産運用による利益差がどんどん大きくなるのはなんとなく想像できてしまいます。

こういった背景もあって日本人にとっても資産運用はごく当たり前のものとするため、その地慣らしを金融庁が投資信託にメスをいれて改革を促進させました。

そもそも資産運用は何故預金より利益が期待できるのか?

先ほど日銀が日本株や社債、国債などを買い入れていると書きましたが、もし日銀が購入していなくても株式や社債を始めとする債権にはもともと預金よりも高い利益が期待できます。それは預金をする事よりもリスクがある資産だからです。

資産別に資産価値の変動幅の大きさは、タンス預金<銀行預金<債券<株式といった順になります。

タンス預金は置いておいても減りもしませんが増えもしません。

銀行預金では銀行が破綻した際に1000万を超える預金に対しては全額は確実に保証されるかはわからないといったペイオフ制度がありますが、分散して預金するなどの対応でリスク回避出来ます。そう簡単に起こりうる事でも無い為、預けていても金利はあまりつきません。

債券とは中小企業や大企業、国などが資金を投資家などから借り入れるために発行する有価証券の一種です。投資家は債券ごとに決められた利率や利払日、償還日などの条件の利益を得る事が出来ます。債権の発行元が倒産や破綻してしまうと、会社に残った資産からしかお金の回収が出来ない為、発行元によって利息はかなり異なります。日本国ならまず破綻しないので個人国債の利回りはとても低いですし、中小企業は破綻するリスクが十分にあり得るので債権の利回りは高くなります。

株式投資とは簡単にいうと会社を買う事になります。100株買えば100株分が自分の会社になります。会社を買うという事は債権の様な貸したお金ではありません。株式で利益を得るには会社が出した利益の一部から100株分をもらう方法(配当)と株の価値=会社の価値なので、会社が成長して金銭的価値が上がれば株価があがり売却する事で利益を得る(キャピタルゲイン)事が出来ます。会社が破綻すれば残った資産の権利はお金を貸していた債権者が優先されます。債権者に資産を払いきってお金が残らなければ、株式は価値が無くなります。ですので債権より利回りが高い傾向になります。

といった様に投資対象によってリスクが異なるため利回りも異なります。

投資信託も現在では良い商品でないと売れない時代。投資信託の分類と人気の投資信託の紹介

投資信託は運用方法と運用対象の2つに分けて考えます。

投資信託の分け方
  • 運用方法
    インデックス運用かアクティブ運用か?

    インデックス運用とは日経平均やTOPIX、ダウ、S&P500種指数などの決められたルールで選ばれた企業の株価を数値化した指数と同じように機械的に投資していく運用方法です。S&P500種指数はずっと右肩あがりなので人気があります。自動運転に近い感じです。自動的である分手数料は安い傾向があります。

    アクティブ運用とは先ほどのインデックス運用のリターンを超える事を目的に特注で資産を組み合わせたり、組み換えを行ったりします。インデックス運用と比べるとマニュアル運転と言えます。マニュアルな分だけ手がかかるので手数料は高い傾向があります。

  • 運用対象
    何に投資するか?
    主な投資対象は?
    • 株式
    • 債券
    • REIT(不動産)
    • コモディティ(GOLDやプラチナなど)

    といった資産に対して投資します。

この中で私が利用している楽天証券で一番人気があるのは運用方法がインデックス運用の株式投資となります。

楽天証券で人気のある投資信託(インデックス運用)2020年11月21日時点
  1. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)管理費用0.0968%1年トータルリターン11.92%
  2. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)管理費用0.1144%1年トータルリターン9.44%
  3. 楽天・全米株式インデックス・ファンド管理費用0.162%1年トータルリターン9.17%
  4. 楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)管理費用0.223%1年トータルリターン8.84%

(1年トータルリターン)-(管理費用)=実質1年トータルリターンになります(税抜き前)

楽天・全米株式インデックス・ファンドだと年間リターンは9.17-0.162=9.008%(税抜き前)預金とは比べ物になりませんね。9%は出来すぎで、過去にさかのぼって見ると年間5~6%の間位のリターンです。それでもかなり高いですね。

かつては3%台の管理費用がかかる投資信託も沢山あった中、今人気のある投資信託を見ていただくと管理費用はとてつもなく安くなっています。

  1. はアメリカS&P500種指数と同じように動くように投資
  2. は世界中の株式に投資
  3. は世界中の株式に投資
  4. は世界中の株式80%世界中の債券に20%投資

といった投資対象になっています。リスクの高い株式の投資でも投資対象を広くすることでリスク分散をして安定的に運用する事が出来ます。

自分で世界中の株式に一つ一つ投資しようと思ったら一体いくらの費用と時間がかかるのかは想像もつきません。それをわずかな管理費用で委託して運用出来る様になりました。

投資信託良くなったと思いませんか?

楽天証券なら100円や楽天ポイント100PTからも投資信託買えるのでお勧めです。私も投資信託は楽天ポイントが貯まった時に購入しています。

まずは小さく始めてみて徐々に投資額を増やしていけばいいと思います。

今日もありがとうございました。

私は楽天証券の証券口座を利用しています。楽天証券はお得に楽天ポイントを貯めたい方や扱いやすさ、取り扱いのある商品の種類といった部分でもお勧めできる証券会社です。

楽天証券

楽天証券はとてもお得で使いやすい。これから証券口座を開く方にはとてもにおすすめです。
証券会社はたくさんありますが、どの証券会社を選んだら利用しやすいかなかなかわからないですよね。私は20年ほど投資をしていてその間に証券口座はいくつも開きました。そんな中で一番使いやすいのが楽天証券です。楽天証券がおすすめな理由など詳しくかきました。是非覗いてみてくださいね。
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