医療安全情報。薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業を活用すると過誤防止の知識が身につく

薬剤/医療安全/介護診療報酬

こんにちは ねこの静六です。

今日は公益財団法人 日本医療機能評価機構が運営する薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業(以下ヒヤリ・ハット事業と記載する)について書きたいと思います。

地域支援体制加算を算定されている調剤薬局では算定要件である「プレアボイド事例の把握・収集に関する取組」として必ずヒヤリ・ハット事業に登録されていると思います。私は業務が忙しかった頃は登録し、薬局内や薬局外(処方元起因)で解決したヒヤリ・ハット事例を登録することを主に行い、ヒヤリ・ハット事業で一般公開されている共有すべき事例を十分に確認できていない時がありました。しかし、この共有すべき事例は調剤する上で過誤を防ぐためにとても役立つことがわかり、毎月ヒヤリ・ハット事業のHPから印刷し薬局内で情報共有を行っています。管理薬剤師以外の方はあまり関わらないHPかもしれませんが、薬剤師の方は是非一度見ていただけたらと思います。

共有すべき事例を実際に見てみると

  • ハーボニーとPPIの併用についてです。知らない人の方が少ない位有名併用注意ですが、ハーボニーの処方経験が少ないと見落としてしまう可能性もあり得ると思います。

血中カルシウム値は患者さんから見せていただく検査結果の用紙は確認しますが、補正カルシウムの事は正直考慮した事ありませんでした。自分がヒヤリ・ハット起こす前に知ることが出来て良かったです。

ナポリンSの葉酸とMTXの併用についてのヒヤリ・ハットです。OTCとの飲み合わせは薬剤師の本領発揮のチャンスです!

未然に知識を得る事でミスを防ぐ知恵となる

全部問題なく対応できそうでしたか?こういったヒヤリ・ハット事例が毎月発行されています。ミスを防ぐコツは知識を高めることだと思います。出会った事の無い処方が来たら、焦りますし添付文書も見落としてしまうリスクがあります。日々、先人の貴重な経験から知識を得て自分の大きな力にしたいですね。

今日もありがとうございました。

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