こんにちは ねこの静六です。
今回は大人の男に相性の良いアロマ第7回目です。
今回はアロマオイルでは無いのですが、私にとって男のアロマを追求していく上で欠かせないお香の世界の香原料がいくつもあります。そのうちの一つ龍脳(りゅうのう)について書きたいと思います。龍脳の高貴な香りは中国の皇帝や楊貴妃も使っていたと言われています。天然木から採れる龍脳はとても貴重で、現在では樟脳(カンファー)から龍脳(ボルネオール)を製造する方法が確立され比較的手に入るようになっています。龍脳は医薬品の六神丸、救心、仁丹、目薬、墨汁の香り付けなどに使用されています。
龍脳(りゅうのう)の基礎情報
- 原産地 マラヤ、スマトラ、ボルネオの熱帯アジア
- 科名 フタバガキ科
- 精油の抽出部位 木の樹脂
- 抽出方法 自然結晶。又は木部を細かく刻み、水蒸気蒸留して昇華させ、冷却して抽出する
- 主な成分 d-ボルネオール(天然もの)d-ボルネオール、l-ボルネオール(樟脳からつくった龍脳)
- その他の特徴:樹高50m~60m
香りの特徴
- 清々しい
- 高貴
- 優雅
- 落ち着く香り
- 甘みもある香り
- 目・鼻・頭がとてもすっきりする香り
主な利用目的と方法
- 防虫
- 防腐
- 強壮
- 虫よけ
- 気管支炎
- 咳
- 抗炎症作用
- 中枢神経の興奮作用
- 神経疲労
- 線香の原料
- 煉香の原料
- 焼香の原料
- 高級防虫剤の原料
- 芳香浴
私のお気に入りの防虫香です。優しく、とても奥ゆかしいお香の香りがします。
大人の男に合う配合レシピ
1つ目の楽しみ方は龍脳の原末又は結晶のままアロマランプのお皿に入れてアロマを焚く要領で加熱する。(部屋全体にとても清らかで目が覚めるような香りが広がります。)まずは龍脳だけで香りを楽しんでください!絶対にお勧めです。今でも私は龍脳単独の香りを楽しんでいます。
2つ目の楽しみ方はアロマオイルを保管する褐色ビンを用意し、龍脳の原末又は結晶を少量の無水エタノールに溶かす。溶かした液体をアロマオイルのように他のアロマオイルとブレンドして、芳香浴を楽しむ。龍脳は私が経験した限りどのアロマオイルと混ぜても、香の質をさらに上質な物に変えてくれると感じています。絶対おすすめと私が思う組み合わせは以下のものがあります。
- 龍脳+ラベンダー
- 龍脳+ローズマリー
- 龍脳+クローブ
- 龍脳+ハッカ油
- 龍脳+レモン
その他も基本的に何のアロマオイルでも合うので試してみて新しい香りを発見してほしいです。
※龍脳は水に溶けない性質の為、水を張ったアロマランプの皿に無水エタノールに溶かした龍脳を入れると乳濁するが、そのまま加熱して香りを楽しめます。
ご使用は自己責任での使用お願いします。
薫物屋香楽(たきものやからく)ブランドの香原料は香りが良く値段も高すぎないので私はかなり気に入っています。私は煉香や匂い袋を調合する際に沈香・白檀・藿香(かっこう)など色々と香原料を購入しています。
アロマオイルと香原料を併せて使うようになると、アロマテラピーの世界がまた一段と広がります。
私は自分のアイデンティティを示す世界に一つだけの香りを探して日々研究しています。少しでも香りの楽しい世界を知ってもらえれば幸いです。
お線香の香りで豊かな気持ちを手に入れようと煉香(ねりこう)作りで香りの知識と力を知るに香原料・お線香について詳しく書きました。もしよかったら覗いてみて下さい。
今日もありがとうございました。
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