家庭菜園で使用する農薬とその使用タイミング

農薬選択農薬の知識

こんにちは ねこの静六です

今回は私が野菜作りで使用する農薬とその使用タイミングについて紹介したいと思います。

私は薬剤師という職業柄、農薬は人で例えると「ワクチン」や「抗生物質」の様に思っていて、使用に大きな抵抗はありません。それでも農薬使用は最小限に抑えたい気持ちがあります。その為には農薬使用のタイミングや薬剤選択はとても重要だと考えています。

私が使用する農薬は主に以下の5点を考慮して決めています。

  1. 登録作物が多い
  2. 適用病害虫が多い
  3. 劇物は選択肢外
  4. コストが高すぎない
  5. 使用方法が簡単
使用タイミング農薬名① 農薬名 ② 農薬名 ③
種まき時、苗の定植時











ダイアジノン粒剤5

幼苗が根元から食害され、致命的な被害の出るネキリムシやコガネムシ幼虫の防除に使用しています
私はアルバリン粒剤との同時使用で、生育初期に発生する害虫被害の多くを防ぐことが出来ています


アルバリン粒剤

ウイルス病を媒介する恐れのあるアブラムシ、アザミウマ、コナジラミ、その他ハモグリバエ、キスジノミハムシ防除目的に使用しています
私はダイアジノン粒剤5との同時使用で、生育初期に発生する害虫被害の多くを防ぐことが出来ています
生育期
病気対策












Zボルドー水和剤

軟腐病、べと病、褐斑細菌病、黒腐病、うどんこ病、すすかび病、その他多くの細菌感染の予防効果がある薬剤
作物によって育苗期、結球期を避ける様に指示があるため使用法はよく確認を!
私はZボルドー成分の銅、亜鉛、マグネシウムを微量要素補給効果も期待して生育期間中4週間に1回程度使用しています
カリグリーン

うどんこ病、さび病、灰色カビ病の発生時に使用。
私は病気の発生時期の他、カリウム肥料としての効果を期待して月に2~3回使用しています






生育期
ハダニ類発生時









コロマイト乳剤

ハダニ類、その他トマトサビダニ、チャノホコリダニに速効的に効果のある薬剤です。
ハダニにとても効果のある貴重な薬剤です。できるだけ年1回の散布にする様に心がけています


アーリーセーフ

野菜類やハーブのハダニ・アブラムシ・コナジラミ・うどんこ病に使用でき
ます。

コロマイト乳剤ほど効果は強くありませんが、数日間隔で繰り返し、散布むらが無いように使用する事で効果が得られます
生育期
鱗翅目類の害虫発生時
アオムシ
ヨトウムシ
タバコガ
ハスモンヨトウ






ゼンターリ顆粒水和剤

野菜類に対して使用回数制限なく収穫前日まで使用できる
環境に優しい微生物系農薬。アオムシ等の鱗翅目にはこの薬剤をまずは使用するようにしています


ベニカベジフル乳剤
(ベニカS乳剤でもOK)


適用作物、適用害虫がとても多い薬剤
ゼンターリで顆粒水和剤で対処できない程アオムシ類が多量発生し、被害をすぐに止める必要がある場合に場合に使用しています


トレボン乳剤

適用作物が多く、アオムシ等の鱗翅目類の他、ウンカ、アブラムシ、カメムシ等幅広い害虫に優れた殺虫効果を持つ薬剤です。
ゼンターリで顆粒水和剤で対処できない程アオムシ類が多量発生し、被害をすぐに止める必要がある場合に場合に使用しています

生育期
アザミウマ類





ディアナSC
鱗翅目害虫、アザミウマ目害虫・ハエ目害虫に対して防除効果を発揮
アザミウマ類に高い効果を示す貴重な薬剤。私は主にアザミウマ類メインで使いたいと考えている薬剤です。
アルバリン粒剤

私は定植時にアルバリン粒剤を使用する事が多いので使用する場合には回数や時期の制限に注意して使用しています


生育期
その他以下の害虫発生時
アブラムシ
カメムシ
コナジラミ
ハムシ類
の発生時



ベニカベジフル乳剤
(ベニカS乳剤でもOK
)


適用作物・適用害虫がとても多い薬剤です。
トレボン乳剤よりもアブラナ科の作物に適用が多い事が特徴


トレボン乳剤

適用作物が多く、アオムシ等の鱗翅目類の他、ウンカ、アブラムシ、カメムシ等幅広い害虫に優れた殺虫効果を持つ薬剤です。
鱗翅目類への効果はベニカべジフル乳剤よりも効果が強い印象が私にはあります
アルバリン粒剤

私は定植時にアルバリン粒剤を使用する事が多いので、通常はベニカベジフル乳剤又はトレボン乳剤で対処します。もしアルバリン粒剤を使用する場合には回数や時期の制限に注意して使用しています

2021年12月18日時点の情報
有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能な農薬
農薬名のリンクをクリックしていただくと各薬剤について詳しく紹介した記事へ移動します。(ディアナSC、アーリーセーフについてはまだ記事が書けていないので販売メーカーのHPにリンクを貼りました)

私はこの上の表を頭に入れながら

  1. 使用したい農薬対して登録のある作物(野菜)であるか?
  2. 使用時期が適正であるか?
  3. 使用回数が適正であるか?

その他注意点を農薬のラベルや添付文書で確認してから使用しています。

農薬は使ってみないと感覚がつかめない部分も大きいと思います。病害虫に困っているが強い農薬には抵抗があるといった方は病気対策であれば「Zボルドー」や「カリグリーン」、ヨトウムシ・アオムシには「ゼンターリ顆粒水和物」といった 有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能な農薬 から試してみるのも良いと思います。

農薬は説明書通りに使用する事で有害な作用を出さず、最大限の効果を発揮する事が出来ます。しっかりと使用方法を確認して安全に使用しましょう。

今後も農薬の使用と研究を繰り返して内容を磨きたいと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

農薬の知識
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