家庭菜園でラッキョウ栽培。土壌を選ばずどこでも育てられる栄養たっぷりの簡単野菜

らっきょう野菜の育て方

こんにちは ねこの静六です。

今回は家庭菜園で育てるラッキョウについて書きたいと思います。今までラッキョウと言えば鳥取県の野菜のイメージが強くありましたが、最近は関西でも地元生産のラッキョウが販売されています。育て方を調べてみると簡単に栽培できそうなので挑戦してみました!

栽培期間は9ヶ月程度ととても長かったですが、一つの球根から10個以上の大きなラッキョウが収穫出来ました。病害虫にも強く、ほとんど手間がかからないので家庭菜園でも簡単に作れます!

ラッキョウの基礎情報

植物としての特徴

  • 科名属名:ヒガンバナ科ネギ属(アリウム属)
  • 生育適温:18~22℃
  • 栽培に適するpH:5.5~6.0
  • 土壌:あまり選ばない
  • 日照:日なた
  • 水やり:土が乾いたらたっぷりあげる
  • 球根の植付け時期:7月中旬~10月頃
  • 収穫:翌年6月~7月頃、花ラッキョウを収穫する場合は翌々年の6月~7月頃
  • 草丈:地上部30cm~40cm
  • その他:土質は特に選ばない、砂質土壌で育てると良質のものが出来る。
  • その他:若どりはエシャレットとして生食できる
  • その他:カリウム、アリシンを多く含む。アリシンは血液をサラサラにする

薬膳として特徴

  • 性質:温 (熱・温・平・涼・寒の5段階)
  • 体に効く場所:心・脾・肺
  • 働き:血液をサラサラにする。お腹、筋肉を緩める
  • 利用目的:月経痛、肉体疲労

注意したい主な害虫・病気、対応する農薬

農薬はよく説明書を読んで使用しましょう!

主な病害虫

  • アザミウマ
  • アブラムシ
  • ハダニ
  • ヨトウムシ
  • ネキリムシ
  • ネダニ
  • うどん粉病
  • さび病
  • 灰色カビ病

害虫用農薬

今回の球根の植付けの際に私はアルバリン粒剤を使用しました。ネダニの発生を考えてダイアジノン粒剤5%も用意しています。アルバリン粒剤もダイアジノン粒剤5%も適応作物と適応害虫の範囲がとても広いので使いやすいです。

アルバリンの有効成分ジノテフランは魚類・鳥類・天敵などに安全性が高く、天敵が減ることによるハダニの増加も心配ありません。広範囲の害虫に適応があります。

ダイアジノン5.0%は有効成分(2-イソプロピルー4-メチルピリミジルー6)-ジエチルチオホスフェートでネキリムシ、ハムシ、コオロギ、タネバエ、ケラ、コガネムシなどの害虫に速効的で、60種以上の作物群にも適用があり幅広く使えます。

特にネキリムシに対しては有効成分がペルメトリンの製剤よりも対応できる作物や害虫の種類が多いので、これ一つでかなり効率よく家庭菜園、農園で野菜作りが出来ます。

殺菌剤

Zボルドーは成長過程で病気に対して予防的に使用します。散布回数は特に制限が無いので使いやすいです。

Zボルドーは銅殺菌剤で 徐々に放出される銅イオンにより、 作物を糸状菌病害や細菌性病害から保護します。また、日本農林規格(JAS)の有機農産物栽培においても使用可能。野菜類でも登録を持っていて適応病もとても多く、色々な作物に使用できます。予防的に使用が効果的です。

展着剤


植物の葉っぱにはワックス成分のようなものがついているため、単純に水分を吹きかけてもはじいてしまいます。そのため界面活性剤の入った展着剤をZボルドー等に混ぜて使います。広めの家庭菜園をする場合には農薬単体と展着剤を別々に購入した方がコストはかなり安くつきます。

農薬はよく説明書を読んで使用しましょう!

ラッキョウは農薬もほとんど使用せず育てられました

2021年6月20日現在、植付け時のアルバリン粒剤以外農薬を使用せず育てられました。もしかしたら植付け時も農薬なしでも育てられたかも知れません。それくらい病害虫に強い印象です。

ラッキョウの栽培手順

ラッキョウの一般的な栽培手順を書きました。栽培しながら写真や日時を更新しています。

ラッキョウの球根は7月中旬以降ホームセンターなどで販売される一般的な商品を使用しました。

土づくり

  1. 植付け2週間前に苦土石灰を1m²辺り100g位の割合で散布し、よく耕す。
  2. 畝全面に1m²当たり2㎏の堆肥とマイガーデンを1㎡あたり160g分の肥料を元肥にしました。(通常の化成肥料を使用する場合は(N:K:P=8:8:8)を80g/㎡を元肥とする。)

ラッキョウは土壌への適応性がきわめて広く、長年野菜を作っている畑では肥料は不要です。今回は初めて野菜を作る土地である事と栽培期間が非常に長い事を考えて今回1年間肥料効果のあるマイガーデンを元肥にしました。

マイガーデンは

  • 約1年間効果が続く
  • 肥料焼けしない
  • 土の活力源:腐植酸+有機質入り
  • 肥料の匂いが無い
  • 元肥にも追肥にも使える

といった特徴があり家庭菜園では気に入って使っています。


苦土石灰肥料

粒状で使いやすいです。紫陽花の色変えのためのアルカリ化にも使っています。この商品を知ってからは苦土石灰はこればかり使っています。

球根の植付け

ラッキョウの種球を子球にわけて芽の出る方を植えにして10cm間隔で深さ3~5cmで植える。深く植えると分球が少なく大粒、浅く植えると分球が多くのものが収穫できます。

私はマイガーデンを元肥にしたので追肥を行っていませんが、通常の化成肥料を元肥にした場合は芽が出始めた頃(2020年10月11日の写真の頃)と翌年2月頃の計2回(N:K:P=8:8:8)を50g/㎡追肥して土寄せします。

栽培のポイント

球根が地表に出ると青い球になるので土寄せする。3月に入ると葉が立ちだして急に葉が青々となり成長が早まります。本当に手がかからず楽な野菜です。

収穫

①エシャレット(若採りラッキョウ)として収穫

エシャレットとして収穫する場合には3月下旬~4月中が適期です。

②ラッキョウとして収穫

ラッキョウとしての収穫は1年目又は2年目の6月頃の葉が完全に枯れる前に収穫します。

  • 1年堀り 一つの種球が10個位に分球する。(大粒のラッキョウ)
  • 2年堀り 一つの種球が30~50個位に分球する。(小粒の花ラッキョウ)

私の妻が収穫したラッキョウのYouTube動画です。一つの球根からこんなに収穫出来ました!

2年生のラッキョウも順調に成長中

ラッキョウ2年目
撮影日2021年9月10日 2年目のラッキョウ 土の中の球根が増えている為1年目よりとても沢山の花芽がついています。

上の写真は栽培2年目のラッキョウです。2021年7月に一旦地上部の葉が全て枯れましたが、8月初旬からラッキョウの新芽が出始め、9月10日時点でここまで大きくなりました。昨年は雑草を抜く程度の手入れしかしなかったので、土壌のpHが5.4まで下がっていました。ラッキョウ栽培の至適pHは5.5~6.0位なので、pH6.0を目標に苦土石灰を50g/㎡、1年間効果の期待できる肥料マイガーデンをかなり少なめの 1㎡あたり80g与え中耕しました。どのように成長するのか楽しみです。

ラッキョウは育てやすく、疲労回復や血液をサラサラにも効果が期待できるとても魅力ある野菜です。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

今までに育てた菜園野菜です。是非覗いてみて下さいね!

五十音順で並び替えも出来ます。

ブログ内菜園野菜と種まき時期一覧表

リンク先に各野菜の栽培方法・病害虫について書いています。是非覗いてみて下さいね!
〈種まき・球根植付け時期は〇〉〈苗の植付け時期は🔶〉
五十音順で並び替えも出来ます
作物名1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
エンドウ〇🔶🔶
オカワカメ
オクラ〇🔶🔶
カブ(聖護院カブ)
キュウリ〇🔶〇🔶〇🔶🔶🔶
茎ブロッコリー(スティックセニョーラ)〇🔶〇🔶〇🔶〇🔶〇🔶〇🔶🔶🔶
コールラビ
ゴーヤ🔶🔶
サトイモ
シュンギク(春菊)
ダイコン(大根)
チンゲン菜
トマト・ミニトマト〇🔶🔶
ニンジン(人参)
ネギ(九条ネギ)
パセリ
ピーマン🔶🔶🔶
ホウレン草
ミツバ
ヤマイモ(自然薯)、ムカゴ(零余子)
ラッキョウ
ルッコラ(ロケット)
ローズマリー

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